自滅の法則 ~そもそも敵ではない

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みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

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転生もののアニメで、主人公がいきなりハイパーな立ち位置になると、使える者、使えない者と区分けされる。
使えない者は、大抵、転生者の妨害をして、敵になる。
前世ではそれが逆転していたわけで、主人公自身が社会の敵として存在していた事は忘れられる。
そして、
「最大の敵は、出来ない仲間だ。」
なんてことを言ったりする。
別にデスっている訳ではないけれど、両者の関係は平等ではない。そう感じる。
まあ、そういうドラマ性が無いと、話として進まない。
凡人が転生して、凡人になった・・・って、どう盛り上がる。
それは別にして、テーマは
「最大の敵は、出来ない仲間だ。」
という点だ。

公園の禁止行為に指定される物は、利用者に嫌がられる迷惑行為が指定される。その遊具や行いが悪いわけでは無い。例えば、花火を禁止されている公園があるけれど、じゃ、花火は公園以外で出来る場所があるのか?
自分の家?? – 住宅街での火気は厳禁だろう。
道路?? –厳密に言うと道交法の管理下で、占有使用は出来ない。
出来ないよね。
実際、ここ最近、花火はしたことが無い。
最近の子供達も花火をやった事は無く、見るものだと思っている人もいると思う。
なぜそうなったのかは、
『公園で花火をしていた人達が、危険な事や後始末が悪く、それを問題視された』
から、だと思う。
何かに反対し、何かを中止しようという人達は、いつも物事のほころびを探している。
・タバコのポイ捨て
・ゴミのポイ捨て
・防犯上の理由   等を巧みに使い。

喫煙所を減らし、ゴミ箱があるからゴミを持ち帰るようにしようと、ゴミ箱を無くしたり飲食禁止にしたり、
立木があると視界がさえぎられ、犯罪が増えるから立木を切り倒し、芝生の綺麗な観賞用ガーデンを作ったりする。
まあ、向かいの建物が丸見えなんだけど、そんな事は気にしない。
綺麗なガーデンが目的だから。
とにかく、そういう囲い込みにかかる。
禁止したい人は、『正義』と思える正当な理由 = 「迷惑行為の排除」を掲げるので、勝てるはずが無い。

迷惑行為は、大抵の行為が迷惑行為につながる。
判断基準は、ただの『程度、レベル』。
香水の匂いは良い匂いだけれども、過度になれば不快。
音も、目に見えるものも、個人が不快だと考えれば、あらゆるものが排除すべき不快なものとして扱われる。
最近では、小学校の近所に住んでいる人が、子供の声がうるさいので防音設備をつけるように市や小学校に訴える事まで起きている。
不快を我慢するように言うことは、その時点ですでに『悪』なのだ。

それに対し、禁止される方は、かなり無防備だ。
バイクで危険行為をしたり、わざわざ爆音改造したりする。
私自身、バイクを乗り続けているので、周りの目を気にしながら乗っている。
勿論、爆音改造はしていないが、キャブ車で暖機運転をしないといけないときも、音がすると窓から顔を出す人達の視線を『痛く』感じている。
駐車場の使用を禁止にされたら、たまらない。
バイクを乗る仲間達が目立つ行為をすると、バイク乗りの肩身が狭くなる。

キャンプだって、キャンプブームと言われながら、反対する動きも見えている。
高速のサービスエリアでの車中泊に対して、問題視している人もいる。

なぜ、こんなことを思ったか。
それは、オリンピック種目になったスケボー問題だ。
スケートボードは嫌いな人も結構いる。
一方ボーダーは、全国にパークが増えて来た事に喜びつつ、マナーを守って行う様に話も出ている。
彼らの不満は、町中で乗れない事だ。
逆に反対派は、ボーダーが街でスケボーに乗っていることに腹をたてている。
ちょっと矛盾を感じる。
街でスケートボードに乗っているのは誰か。
それはボーダーだけど、その中で守らない人が、反対派の力になっている。
youtuberのシモン氏のサイトを見る事があるのだけど、彼は新横浜のパークを利用するらしい。彼はスケボーの啓蒙活動を精力的に進めているけれど、その新横の駅前通りの歩道に壊れたスケボーがおいて有った。
[立てかけられたスケボー]

壊れて捨てていったとしたら、それは残念な事だし、反対派の良い材料になる。彼の活動の逆風になる。
スケボーのパークはまだ充実している訳ではなく、いろんな不足もある中、オリンピックは追い風になっていたはずだ。
しかし、街の維持に関わることをやると、問題として禁止行為に認定される。
まさに、「最大の敵は、出来ない仲間だ。」という話か??
と言う事はあるが、ある程度のモラルがあれば防げることで、禁止されることは無い。
バイクを爆音改造しなければ、何も指摘されないし、走るというバイクの要素に爆音は無関係だ。
スケボーの放置も、ポイ捨てをやめることと同じ事で、出来るルールだと思う。必要ない規格外の事をやり始める人達を抑える事が解決法だと思う。

スケボーを捨てる人がいたら、ボーダーが悪いのではなく、ポイ捨てや物を道に捨てていく人が問題で、町の人とボーダーと一緒になってその人達に文句を言いましょう・・・が、向くべき道だと思う。
「最大の敵は、出来ない仲間だ。」
では無く、
ルールを外れているのは、共通の『敵』だと思う。
しかもこのルール、ハードルはすごく低くて、いつでも味方になれるほど、誰でも守れる範囲のことだし。
だから、「環境維持のため、スケボー反対」って言われたら、大いに同意し、
「私たちもモラルを守れない人に困っているんです。ポイ捨てとか含めて。」
と、反対派の人と味方になろう。その時点で、スケボーを敵視することが間違いであることを肯定できると思う。

■Youtuber MDAskater シモン氏
許可取っていないので、リンクは張れないけれど、彼と彼を取り巻く仲間達は、熱中できる事を共有できていて、見ていて楽しくなる。

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