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[下調べ中のチコちゃん(想像図)]
チコちゃんの番組CGチームの体制は、7人。
チコちゃん以外のすべてのCGを扱っていると思うけど、
番組12分間の映像を7人が2週間かけて作るらしい。
その手間たるや、すごい。
CGではないと表現できない映像や表情、それを考えるとコスト的な
メリットは、CGの方が有利なんだろう。
でも、見る側がちょっと我慢して・・・ゴン太くんみたいな着ぐるみ
だったら、そんなに手間と時間 = コストがかかるのだろうか。
勿論、定番の「ぼーと生きてんじゃないよー。」のああいう
表現は出来ない。
そこだけ、昔の差し替え映像のように定番のCGで良いのだけど。
昔のテレビでは、場面が、まるごと入れ替わる演出もあった。
それだと、番組として、恥ずかしいか・・・。
でも、低炭素時代に、低賃金、低予算で行うなら、そのぐらい
行っても問題は無いし、ニャンチューやゴン太くんでも十分対応
出来るのではないかと思う。
テクノロジーが仕事を生み出すけど、便利なCGがAIではなく、
純然たる手作りっていうのが、複雑な気持ちだ。
逆に、AIが作業を取って代わるというが、今のところ替われる作業は
デスクワークで、その人達の多くはホワイトカラー。
中堅という位置づけで、そこそこ給料も高い。
生産や配達とかのワーカーの作業は、AIの導入にはロボットが必要。
しかも、ワーカーの給料は据え置き。ロボットでは割が合わない。
重労働は、為替の差で働きに来る外国人を多用してる。
ワーカーの仕事は条件が良くはない。
労働が不足しているけど、必要な人達の賃金は安く抑え、その対価は
ユーザーの満足度とその答えを導いたマネージメントに集中する。
真面目にコツコツと、だけではお金持ちになれない。
それが、正しいのか?
正当な労働が必要な所に、お金を振りまく必要が有ると思うけど。
この問題は、労働者が裏切らない点だ。
いつでも労働力が手に入るから、それほど気にしていない。
人手不足といいながら、支払うコストも考えているから、
不足なぐらいで丁度良いと思っているかもしれない。
ただ、オーバーワークが解消する事に努力していると見せるため、
人手不足と言っている「ふり」もあるかもしれない。
それはそれほど続かない。
日本よりメリットが大きな国があれば、外国の労働力は、そっちに
傾く。物価が上がったり、円安が起こると、労働力を失う。
これが正しいのであれば、日本の労働基盤って、結構うつろな社会。
デスクワークはドンドンリストラが進み、欲しい労働力は給料が安い。
どんな労働でも、きちんとできる様になるためには、1年以上はかかる。
ワーカーの仕事が、すぐに誰でも出来るはずがない。
さらには、重労働が基本だ。
ワイシャツ姿で出来る仕事ではない。
いつか、労働者のコストバランスが崩れる時が来ると思うけど、
それは幻想なのだろうか。