ブログ部カイリの消失②

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ニートン

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前日の寝不足と疲れのせいか九時過ぎまで寝てしまった。
しかしよく寝れたので気分はスッキリ。
キャンプ場の様に正規の場所でないとこの時間までは寝ていられないので、キャンプ場様様である。

この日も引き続きカイリ氏の捜索を続ける。
まず、近くにあった名水百選に選ばれている猿庫の泉で喉を潤し、大平峠県民の森キャンプ場に行った。
しかしこれらの場所にも彼はいなかった。
信州に来ているのに蕎麦を食べていなかったので、昼飯はざる蕎麦を食べることにした。
食後店を出ると黒猫がいたのでしばしの間戯れた。

その後も彼を探して中山道をぐーるぐる。
馬篭宿に差し掛かった時に日本百名山である恵那山の雄大な姿が間近に見えた。
もしかしたら彼はあの山頂に居るのではないか?
そう思った私は翌日あの山の頂を目指すことにした。
そして恵那山麓の空き地で野宿した。
標高の高さも災いしてかこの日は捜索を始めて以来一番冷え込みが強く、持てる装備で最強の防寒体制を敷いたのだが夜間に寒さで何度も目が覚めた。

翌日
起床後すぐに恵那山登山口へ向かい、登山開始。

ここから山頂まではおよそ6.9kmの道らしい。

景色がいいのは最初だけで途中からは生い茂る木々で展望はほとんど無かった。
良い景色が見れないと気分が上がらないので厳しい登山となる。
そんな中、私を最も苦しめたのは5月にして登山道に残る大量の雪であった。

標高2191mにして緯度もさほど高くないこの山にこれ程の残雪があるのは計算外だった。
靴は底が平らで全く踏ん張りが利かない。
滑って足を何度も取られながらどうにかこうにか残雪ゾーンを抜け尾根伝いに山頂へ到達。

しかし、そこにカイリ氏の姿は無かった。
これだけ苦労して登ってきたのに残念である。
おまけに山頂に展望デッキのようなものが在るのだがこれに登っても展望は全くない。
少し残念な百名山であった。
コンビニで買ってきたパンで軽く昼食を済ませ、下山する事にした。
しかし下山時の残雪ゾーンが登り以上に牙をむき、何度も滑って転んで散々であった。
下山後、天気予報を確認すると翌日からしばらく天気が崩れるらしかった。
進路を東京への帰路に変更しこの日は伊那市まで戻った。

翌日
午前中は天気が持ちそうであったため、ビーナスラインや高峰高原、嬬恋パノラマラインにもカイリ氏捜索の範囲を広げた。

また少林山達磨寺や富岡製糸場など彼の行きそうな場所も当たって見たが、いずれの場所でも彼の姿は勿論、痕跡さえ見つけることは出来なかった。

そうこうしてる間に、弱い雨がポツポツと降り始めた。
単車で雨に降られては敵わないので、ここで捜索を打ち切り帰路に就く事にした。
何の成果もあげられず仕舞いで信に無念である。
だが決して捜索を諦めたのではない
「書きたくなったらまたそのうち入るかもですー」
という彼の言葉を信じてカイリのカエリを待つことにしたのである。

終わり

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