願はくは 日影のもとにて 夏死なむ 在りし我が世は 夢や惑ひつつ

 

夏が好きだ。

好きな事物を聞かれても上手く答えられないことが多いが、夏だけは間違いなく好きだ。

色彩が際立ち、世界が美しく映え、感覚が刺激され、生命の存在感に溢れ、物語が始まる感じが好きだ。

真夏の太陽と雲が広がる空を見た時の、得も言われぬ幸福感が好きだ。

色付く夕暮れに、夏の終わりと秋の到来を感じ始める寂寥感も好きだ。

クラつく日差しの暑さも、ジメついた生々しい空気も、木陰の緑の静かな風も、耳に障る虫の音も好きだ。

ああ、夏が好きだ。

 

7月に入ると夏本番って感じで実によい、テンションが上がる。

季節的な躍動感だけでなく、暑さにぼーっとする脳内ですら、その刺激に生の実感が湧く。

夏の日差しでダレた身体に冷水シャワーで引き締め、そのまま半裸で扇風機で水滴を乾かすあの感じ。

静かな夏の闇夜の奥底に蠢く生命の生活音も、対比が利いていて素敵だ。

ここで日常を過ごすボーイが見知らぬガールにミーツしようものなら、日々が踊りだすに違いない。

下賤な社会に汚されることのない、クリアに澄んだ思い出の一ページとなるのだ。

 

普通に書くつもりが何故かポエムな感じになってしまった。

2段落目からは気を取り直して普通に書き出したのに、やっぱり徐々にポエムっぽくなってしまっている。

なんだこれ。笑

とりあえずせっかくなので、ブログタイトルもポエミーにしておいた。

ちなみにタイトルの古文単語を解説すると、“影”には光の意味があるので“日影”だと日差しとか太陽の意味になる。

たまに夜中に車で本屋に出かけると、何故か大抵車内で同じラジオが流れている。

ドランクドラゴンの鈴木拓とアナウンサーの宇垣美里がやっている番組を聞いていることが多い。

友人にも就職した人がいたが、女子アナという職業は女性からすると、憧れであると同時に圧倒的ステータスなのだろうかとか思う。

こんなことを考えていると思い出すのは大学時代の女子アナ好きの友人で、彼は可愛い人を見るたび「こいつは良い人生を送ってるんだろうなあ」と発言する人だった。

確かに自分も可愛い人を見ると「この人は他者から圧倒的メリットを享受しているだろうからせめて自分だけでも冷たくあしらおう」などというガキ臭い考えが働いたりはする。

そんな努力も虚しく結局は欲望に抗いきれないザマは、我ながら実に滑稽である。

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