短期留学の話

大学3年次、カナダに短期留学をしました。

語学留学ではなくインターナショナルアウトドアリーダーシップとかいうよく分からないプログラムでしたが、とても楽しかったです。

 

概要

大学内のプログラムだったので、同じ大学内でお互い初対面の人間10人で行きました。

期間は2週間で、授業を受けたりイベントに参加したりもあったのですが、メインは1週間のアウトドア生活のなかでリーダーシップを育むというものでした。

容量100L以上、重さ20kg近いザックを背負い、自然しかないだだっ広い原野を、藪を搔き分けたり湿地に沈んだりしながら、毎日20km程歩いてキャンプして進みました。

インストラクター3人の指示に従いながらも、持ち回りでその日のリーダーを担い、自分たちでルートや行動を決めながら生活しました。

会話は英語に限定され、夜には地べたに円形に座って毎日その日の反省と翌日の予定を話し合い、最後に変なゲームをしたりして親交を深め合いました。

 

衣食住

極力荷物を減らすため、下の着替え2枚分くらいだけ用意して、あとは同じ服を着回していました。

一週間風呂には入れないし洗濯もしませんでしたが、不思議とお互い臭くなかった(感じなかった)です。

食事は全て持って行き、昼は基本的にナッツ類をそのまま食べたり途中に生えているブルーベリーをつまんだりして、夜はバーナーとクッカーで調理していました。

クスクスという食材の調理法が分からず、適当に作った料理が衝撃的にマズすぎたことを覚えています。

水は川や湖に着くごとに、なるべく綺麗なところを狙って複数のボトルに汲んで、それぞれに浄化剤を投入しました。

テントは近場で水の調達ができてなるべく平らな場所を探し、熊に襲われないように匂いの付いた荷物は遠ざけておきます。

遮るものの無い強風の中ワンポールテントを設営したり、オーロラを見ようと夜中に寝袋のまま抜け出したりもしました。

 

トイレ

最も思い出深い経験は、トイレです。

まず衛生的にキャンプ地と水源から少し離れる必要があるのですが、熊が出ると危ないので、3人以上で連れ立っていい感じの茂みに入り、それぞれ数mだけ離れて用を足します。

小の時はただその茂みめがけて発射するだけなので、何も問題ないです。

大の場合は、まず共用の小さなスコップで穴を掘り、大自然の寒空の下でお尻を出して、その穴に用を足して、穴を埋めます。

この後普段であればトイレットペーパーで拭くわけですが、Leave no Traceと言って原野に余計なゴミを出さない為、トイレットペーパーは持ってきていません。

なので、自然界にあるものでお尻を拭くことになります。

柔らかそうな葉っぱがあればそれでもいいですし、近くに転がっている石でも大丈夫なのですが、最も拭きやすくて重宝されるのはコケです。

トイレの前にそれぞれトイレットペーパーを探すのですが、大きくてしっとりしたコケを見つけると、お前やるなあなどと褒められます。

用が済んだ後は、水は貴重なので手は洗わず、ジェルタイプのサニタイザーを手に擦り込んでいました。(調理前には手を洗う)

ちなみに女性も一緒に連れトイレに行き、少し離れた場所で用を足すのですが、当たり前すぎて普通の感覚になります。

一度野グソに慣れておくと、その後いざという時に抵抗が無くなるのでおすすめです。(?)

 

最後に

その他諸々の出来事や、アウトドア以外のイベント、大学寮内での暮らしとかもいろいろ書けますが、面倒臭くなってきたのでとりあえずやめておきます。

思い返すと本当に貴重で良い思い出なのですが、特別何かに活かすことができた感じはしません。

就活でもいまいち上手くアピールできませんでした。

世界一周から帰ってきた若者とかも、多分こんな感覚なんだろうなあと思います。

あと、私は昔の知り合いとは基本的に連絡を取り合いません。

なので大学や社会人時代の友人などのことが結構気になるのですが、やはり何より、このひと夏の妙な短期留学に一緒に参加し合った人達が今何をしているのかが一番気になります。

意図的に会うことは特に望んでいないですが、10年後くらいにどこかでばったり会えることを期待しています。

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