漫画の話3

漫画表現についてと、最近感じる変化についてです。

 

表現方法1

映画やアニメに比べて漫画が好きな理由として、尺の長さの自由度が高いことがあります。

作者の裁量による部分が大きいので、一定の範囲内に詰め込まれたり引き延ばされたりといった現象を回避しやすいです。(実際にできているかどうかは別)

また、映画やドラマは実の人間が演じているという点があまり好きになれません。

ふとした時にまあでもこれ演技じゃん、虚構じゃん、と思ってしまうのです。

一方漫画やアニメはその物語専用のキャラクターがいるので、感情移入しやすいです。

 

表現方法2

あと実写は、CG技術が向上しているとはいえ、現実にあり得ないシーンなどはやはりまだ違和感満載です。

それに比べて、絵は物理法則に縛られない表現ができるのが良いポイントです。

例えば進撃の巨人は確かに絵が下手なのかもしれませんが、漫画ならではの効果線なんかを使って画面に勢いがある点は、よく評価されています。

同じ文筆媒体である小説に関しては、読むと面白いなあとは思うのですが、手軽さが弱いです。

漫画に比べある程度まで読み進めなければ、作品の雰囲気や良し悪しが判断しづらい気がします。

 

異業種間交流

最近はいろんな企業が漫画業界に参入していて、とても活発な感じがします。

求人なんかでも、募集要項として漫画を描ける人材を求めているものをよく見ます。

以前から広告なんかは漫画的な表現の方が受けやすいモノもあるだろうと思っていたので、駅のポスターやCMで漫画チックな表現が用いられているとちょっと嬉しいです。

昔は漫画家と言えば連載作家という感じでしたが、現代は間口もその先も比較的広がっている気がします。

余談ですが医療業界なんかも、これまで身内の専売特許感があったので、最近のITベンチャーなんかが積極的に関与していく姿を見ていると、とても応援したくなります。

 

分業化

漫画家と原作が分かれているパターンは昔からありますが、最近ではさらに分業化する流れもでき始めています。

ドラゴン桜の三田紀房氏なんかも、絵はもう描かずに外注しているらしいですね。

バクマンでも複数名で漫画製作をするキャラクター(七峰)が登場していましたが、その頃から新たなシステムを模索したい雰囲気は形成されていたのだなあと思います。

どうでもいい話として、ゆうきゆう氏は漫画家だと思っていたのに、原作者だったことを最近知って驚きました。

 

長さ

長期すぎる連載があまり好きではないです。

安定収益を求めてかは知らないですが、一定以上売れていると際限なく何十巻も続けるようなパターンが最近目立つ気がします。

特に引き延ばしたせいでひどい終わり方をしている作品を読むと、軽い憤りのようなものを感じます。

内容は別として、BLACK CATくらいがきれいに20巻で丁度良い気がします。

話逸れますが個人的意見として、矢吹健太郎氏にはエロばかりでなく、久しぶりに物語系の作品を描いて欲しいです。

 

キャラクター

昔に比べて、キャラクターを売りにする作品が増えたような気がします。

キャラクターの魅力さえあれば、その他諸々の未熟さはカバーできていることが割と多いので、キャラの重要性が高まったのだなあと思います。

受けやすいテンプレ的キャラが量産されていることも確かに気にはなりますが、そういった潮流だからこそ、独自の際立ったキャラには感心します。

ちなみに最近いいなと思った漫画のキャラクターはキノウ・シアです。

 

最後に

最近、漫画村騒動のおかげか、漫画業界が再編されていく雰囲気がありますね。

ついでに関連する分野として、アニメ業界も良い方向に変わってくれたら良いなあとか思います。

あまり詳しくは無いですが、ニュース等を見る限りでは、アニメ制作者は技術と報酬との格差がひどすぎる気がします。

アニメーターに限らず、仕事上の末端だからといって技術を持つ者が搾取される構造はやはり納得がいきません。

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