レールの話

中学3年生の頃、高校に行かないことを決意しました。

自分の中でかなり大きな出来事なので、記事にしておきます。

 

幼少期

私は子供の頃から勉強ができる方でした。

自分で物事を考えることに秀でていたのです。

今思えば家族や友人に恵まれ、周囲の環境が良かったためなのですが、子供の頃はそれが自分の能力なのだろうと勘違いしたりもしていました。

また、真面目さなどの性格由来の要因も大きいと思います。

 

進学拒否

中学2年生までは人の言うことをよく聞き、いたって普通に過ごしました。

中学3年生になって進路を選択することになり、そこで初めて、高校に行かないという選択肢を考え始めました。

親の敷いたレールに従って歩む人生が、本気で嫌だったのです。

普通に良い高校に行き、普通に良い大学に入り、普通に良い企業に就職する。

親が敷こうとしていたこのレールは、世間一般からは成功とされている、いうなれば王道ルートだったのでしょう。

しかし私は、自分の人生が親のものとなっていることに気づき、このまま大人になるまで傀儡となり果てる事実に絶望したのです。

また、周りの皆が高校に行くから自分も行くという、無思考的な態度も嫌でした。

私は自分で考えて自分で生きたいという思いが強かったので、その姿勢に対しても強く反発しました。

そしてもう一つ、私には夢がありました。

これは基本的に人には言わず、ずっと思い続けています。

10年以上たった今も変わっていません。

この夢には学歴は必要なく、むしろ若いうちからその夢に向かって努力したほうが、成功する可能性の高いものでした。

 

親の態度

両親に高校に行かない旨を話した時、物凄く緊張したことを覚えています。

私は本気だったのですが、両親はおそらく一時的なものと受け止めたみたいで、その場は意外と軽い雰囲気で終わりました。

しかし、徐々に成績が落ち始め、私の態度が一向に改善されないことに、母親はいら立ち始めました。

これまで手塩にかけて育ててきた子供が、突然無為に帰すような絶望を覚えたのでしょう。

私の方はというと、母親は自分の子供のことを、教育というゲーム上の駒のように思っているのだという感じがしました。

同時に、私の自律性について、15年間も一緒にいたにも関わらず、母親からまったく信頼されていないことにひどく悲しみました。

一方父親の方は、私が自分でよく考えて決めたことならばその意見を尊重すると言ってくれました。

この時初めて、男女間で考え方に違いがみられることを意識した気がします。

ちなみに三者面談で先生が定時制や通信制を提案してくれた時には、親よりも生徒のことを考えてくれている気がして、初めて先生という存在を見直しました。

 

その後

結局秋くらいに、母親が今までに見たことがないほど狂ってしまい、高校へ行かざるを得ないことを理解しました。

中学2年生までの勉強の貯めがあったので、一応なんとか良い高校へ進学することができました。

ただ、中学3年生ではろくに勉強せずに過ごしたため、未だに公民などはいまいち分かっていない部分があります。

自分が初めて行った全力の主張が、自分を最も信頼してくれるべき人に通らなかったことは、その後の私の人間性に何かしらの影響を与えたとは思います。

また、せめてもの反撃として、高校では一切勉強をせず、3年間ひたすらいじけて過ごそうと決めたのですが、それはまた別の話です。

 

最後に

このエピソードで今感じることは、主張力の重要性ですね。 

相手に納得させるだけの準備をしたり、うまくいかなくてもあらゆる手で対処しなければ、その行為は努力したとは言い難いものなのだと感じます。

まあ、当時の私にそれが分かるはずもなく、認められない悔しさに対して固持の姿勢を崩さないことしかできず、説得できないことに心の中で不満を垂れるだけでした。

ちなみに私が社会人になった時、ついに自分は大人になり、自分の行為に対する真の自由を手に入れたのだと思いました。

しかし去年、母親から「親にとって子供はいつになっても子供であり、心配の種である」と言われ、私は少なくとも親が亡くなるまでは、完全な自分ひとりの自由を手に入れることができないのだと、再び絶望しました。

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コメント

  1. Outerkey Outerkey より:

    賛同します。
    何かを為したいと本気で願うのならば、それは何としてでも実現させるべきです。
    私は、ゲーム制作に命をかける所存です。
    必ず成功させます。
    成功するまでやります。
    例え、うまくいかずとも、私が死ぬ、その瞬間まで抗います。

    • カイリ カイリ より:

      コメントありがとうございます。
      私の夢も、他のあらゆるすべてを捨ててでも叶えたいものです。
      現在は長期的視点にシフトし、土台作りというか環境作りのようなものをしています。
      世の中の様々な欲に目移りしてしまうことも多いですが、お互い頑張りましょう。